トリートメントについて説明させて頂きます。
成分はハリコシを作る硬質系のケラチンたんぱく質と保湿のしっとり系のコラーゲンたんぱく質がメインです。
俗に言うPPT。
それに保湿系のCMCやキトサンやヘマチン、セラミド、シルクポリマー、レジン等を混ぜます。
近年、補助剤としてマレイン酸、グリオキシル酸が注目を浴びています。
これらは主に酸熱トリートメント×ストレートに使われます。
これらは頭皮には良くない成分です。
だから毎日のホームトリートメントはNGなのです。
リンスやコンディショナーも似た様なものです。
なのできしみやパサつきが気になり、どうしてもという場合のホームトリートメントは洗い流さないトリートメントで済ませましょう。
パーマやアルカリカラーは髪の毛を膨潤させます。
髪の毛は20種類のアミノ酸が複雑に絡みあった出来ています。
ミイラに髪の毛が残っている理由です。
なので薬剤が髪の毛に入り易くするために薬剤は高アルカリで髪の毛を膨潤させます。
解り易く図で書くとこんな感じです。
右が膨潤のイメージです。
膨潤の写真です。
上がパーマ直後にお湯洗浄で流したもの。
下が炭酸水洗浄したものです。
膨潤が気泡となって残っているのが見て取れます。
この気泡が破裂し、ダメージや色落ち、ウェーブダレにつながります。
膨潤はパーマ、カラー直後は自然収斂に24時間位かかります。
理美容師さんが「パーマをかけた日はシャンプーしないでください!」というのはこれが原因です。
なのでトリートメントはパーマ、カラー直後にバッファー剤(中和剤)を含むトリートメントで中性にするのが効果的です。
アルカリカラーやパーマの直後は毛髪が膨潤しているのでトリートメント成分は毛髪内部まで入り込みます。
そしてバッファー剤(炭酸水洗浄と同じで中性に戻す薬剤)で中性に戻すので成分を閉じ込めます。
つまり通常のトリートメントはパーマやカラーと同時に行うから効果が高まるのです。
ヘアカラーのバッファー剤に市販のクエン酸で代用するサロンがありますが、これはきちんとPH調整を行わないとヘアカラーの色が消えてしまいます。
紅茶にレモンを入れると紅茶の色が薄くなるのと同じ理屈です。
つまりパーマカラーをしたとき以外の膨潤していない髪にトリートメントをしてもあまり意味が無いのです。
なのでトリートメントのみをご希望の方はスパに変更をお勧めしています。
頭皮の新陳代謝や酸素を取り込み血行促進効果があるので。
但しサロンソリューションなどのシステムトリートメントは毛髪内にたまった、ゴワツキの原因である水道水に含まれるカルシウムイオンや毛髪表面に残留する鉄分の除去効果があります。
それにより滑らかさと艶感が出ます。
なのでパーマやカラー時に限らずご利用いただけます。
但しホームシャンプーが高級アルコール系だとトリートメント効果が持続しずらいので、アミノ酸のシャンプーをお持ち帰り頂いています。
是非ともパーマ、カラー時にはトリートメントをするのをお勧めいたします。
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