『働く人に不利な「業務委託契約」、なぜ美容室業界で広がっているのか?』
http://a.msn.com/00/ja-jp/AAGmMfc?ocid=se
20年前、¥1000カット の増殖が始まった頃、
「¥1000カットの存在がやがては理容業界を脅かすのでは?」
とさんざん警告したのだが。
理容組合関係者の方々は
「個人の営業努力で乗り越えれば良いのだ!」
と聞く耳を持たなかった。
結果、1軒の¥1000カットは6軒の理容室を潰すという現実。
美容のカリスマブームと¥1000カットの増殖で、理容業界は衰退産業化してしまった。
今フェードカットの流行で一部の理容室が活気づいていますが、
国家試験合格者は年間1000人程度で存続の危機です。
「¥1000カットだけではなく、業務委託サロンの存在がやがては美容業界を脅かすのでは?」
の問いに対し、今の美容業界にも20年前の理容組合と同じことを言う輩がいます。
学習能力の欠如でしょう。
業務委託サロンは 福利厚生費だけではなく、消費税においても通常のサロンよりもアドバンテージがあります。
同じ土俵の戦いではない。
面貸し&業務委託サロンはの増殖は個人サロンはもとより、大手サロンにとっては致命傷になりかねない。
ただ業務委託サロンとて問題がある。
業務委託サロンは個人商店の集まりであるが故に、企業文化が育たない。
商店街の衰退の原因もここにある。
新人教育も行われない。
要するに美容業界に新人を教育する仕組みが無くなってしまう。
専門職業において、これは非常に危機的なことです。
記事の中に
【第2に、委託美容室は報酬を「歩合」で支払っている。美容師個人の売り上げの〇〇%という形で支払われるのだ。
美容師ユニオンに寄せられる相談では、売り上げの40〜55%とされていることが多い。】
とあるが、美容室の人件費率は40%が限界とされる。
いくら無駄のない業務委託経営と言えども、掃除等は外注に頼るので経費はかかる。
また業務委託サロンはおしなべて低料金で集客をかけるので単価が低い。
技術の高い美容師は少なく、生産性は高くはない。
なのでサロン側の取り分は多くはない。
また美容師集めの為に、マージン競争に陥ることは予想できる。
また記事の中で、業務委託で働くことを望んでいる美容師に将来展望を聞くと、
「美容師辞めて他業界でサラリーマンやってるかもしれないですね」と話していた。
とあるが、意識が低すぎる。
『一生これで食っていく!』という強い意志が上昇志向を生み、勤勉さに繋がり、
技術はもとより、人間を成長させるのです。
要するに業務委託サロンではクオリティーは望めないわけだ。
だから業務委託サロンは低価格サロンが大半なのです。
以前『派遣美容師』を使ったことがありますが、『意識が低すぎて話にならん!』でした。
QBハウスが壁にぶつかった様に、低価格サロンは先が見えない。
あくまでも勘ですが、正規雇用比率の低い職場は消え去る気がする。
今後、高単価サロンで生き残れるのは
1、カリスマブーム初期の頃のような技術レベルと感性の高いサロン。(今の青山表参道界隈は地に落ちた)
2、クリニカル志向の高いサロン。(ここはどこも高単価)
3、チャクラクリーニング等のメンタルケア系サロン。(ある意味、洗脳?)
でしょう。
大型サロンには難しい。
これらは教えれば誰でも出来る!わけではないから。
大学病院でもゴッドハンドは、いても1人。
我々は『髪の悩み』『頭皮トラブル』『お肌の悩み』のお悩み解消に力を入れております。
ヘナ(香草カラー)あります!
パート、アルバイトの為の面貸し、業務委託受付中!