パーマをかける場合、ミディアムの長さまでは基本地面に対して平行に巻きます。
理由は根元にボリューム感が出るから。
ボリューム感が出るのであって、根元にかかるわけではありません。
「根元にパーマをかける!」という美容師がいますが、「根元にパーマはかかりません!」 。
もし根元にパーマがかかったらガッチガチのヘアースタイルになってしまいます。
縦巻きなどは、ほぼボブベースのロングヘアーの場合です。
ボブベースのロングヘアーだと根元にボリュームは出せないので。
ロングスタイルでもボリュームが出るレイヤーの場合は平行に巻きます。
年配の方とメンズはロットとロットの間に隙間が空かない様、ベースを薄く取り、巻き込みます。
地肌からのファーストリッジが必要な為です。
薄く取ることにより、根元から毛先までに均一なウェーブがかけられます。
巻き上りは綺麗にかつ頭皮に対して平行に納めます。
そうすると痛くないのです。
そして早く。
周りのウェーブを緩めにすることにより、モード性が高まります。
写真のように、若い方で根元にボリュームを必要としない場合はベースを厚めにとります。
厚めにとることにより、根もとはルーズに、毛先に行くに従いしっかりしたリッジが出ます 。
但し、カットが綺麗にテーパリングされて毛先が軽い事が条件ですが。
毛先が重いまま圧ベースで巻いてもかかりません。
昔から今井美樹さんのヘアースタイルがそのようなかけ方をしているようです。
多くの美容師がこのような巻き収めをしますが、これでは綺麗にかかりません。
それと何より攣れてお客様はたまらなく痛いです。
近年、パーマ離れが起こっているようですが、原因は美容師の技量不足でしょう。
現代の美容師、ロット巻き下手過ぎです。
厚めのベースで巻いても綺麗にかかるよう、パーマ剤は粘性の少ないサラサラのものを使用します。
クラスターの小さいシステアミンは重宝しています。
パーマをきれいにかける上で薬剤の選定は重要です。
特に内容成分の特徴を理解する知識。
眉尻、目じり、口角が下がるエイジング対策にはパーマはうってつけです。
中高年で矯正系のオーダーは半分近くはパーマに変更します。
五輪真弓や武田鉄矢になっちゃうから。
もしくはフロントの矯正のみ。
業界がパーマではなくカラーに走る傾向にあるのは、子供の頃からボタン操作ばかりで手先の不器用な美容師が増えたのと、メーカーにとってもパーマ剤よりもカラー剤の方が売り上げが上がるからでしょう。
そんな目先の事に捕らわれることなく我々はパーマスタイルを追及していきます。
我々は『髪の悩み』『頭皮トラブル』『お肌の悩み』のお悩み解消に力を入れております。
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