東京オリンピックが終わりました。
個人的には開催出来て良かったと思います。
開会式、閉会式の演出が批判されていますが、毎回オリンピックのお決まりです。
正直批判したい奴はさせておけ!
1972年の札幌冬季五輪からは半世紀が経ちました。
『虹と雪のバラード』
1972年の札幌冬季オリンピックにテーマ曲です。
効いていると胸の高鳴るものがあるんです。
ず〜っと何故かわからなかった。
最近その理由が解った。
1972年の頃まではGDPも含め、すべての面で日本はまだまだ欧米諸国に遅れていた。
特に宇宙開発の競争渦中にある米ソは別格だった。
当時の大人たちにとって街中を走るアメ車とテレビで見る『名犬ラッシー』がいるアメリカンホームが憧れだった。
そしてフランク・シナトラ、ビートルズの洋楽が格好良かった。
銀座三越のMcDonaldでハンバーガーを頬張るのは若者にとってファッションのトレンドに浸れた。
『ある愛の歌』や『サウンド・オブ・ミュージック』に『イージーライダー』 。
スクリーンを通してみる欧米は豊さの象徴だった。
それに比べてまだまだ日本は貧しかった。
当時の日本の夕食は納豆に焼き魚、江戸むらさき。
数年前までサラダなんてものは誰も知らなかった!
駐在員の家に行くとリビングにソファーとステレオがあった。
シャンデリアを始めて見た。
1970年の大阪の世界万国博覧会の会場で訪れた欧米のパビリオンは夢の世界だった。
きらびやかなパビリオンの下でケンタッキー・フライド・チキンを立ち食いで頬張るミア・ファロ―みたいな外人のお姉さまが眩しかった。
海外旅行は今とは比べものにくらいの高値の花でした。
なんせ1$=¥360です。
パンアメリカン航空のショルダーバックは今でいうエルメスのケリーバック以上のステイタスでした。
それが置いてあると思わず
「兼高かおるがいるのか?」
と思ってしまいました。
海外旅行からの帰国者は大体がリビングルームのサイドボードに印籠のごとくおいてあった。
ただ海外旅行から帰ってきた人たちが異口同音に言うのは日本人に対する海外での差別です。
当時は農協の団体旅行で海外に行く方が多かったのですが、それを揶揄した眼鏡をかけて首からカメラをぶら下げた日本の団体旅行の風刺的イラストをよく見かけました。
卑屈さを口にしていた。
だからテレビのプロレスでジャイアント馬場が外国人プロレスラーを32文ロケット砲で跳ね飛ばすシーンに胸が心躍った。
当時は夏季オリンピックにおいてはレスリングや体操では複数の金メダルを取っていますが、冬季オリンピックのメダル獲得は1956年のコルチナ・ダンペッツオ【イタリア】における猪谷千春選手の回転の銀メダルのみです。
札幌冬季オリンピックのスキージャンプ70m級(現在のノーマルヒル)では笠谷幸生1位、金野昭次2位、青地清二が3位と、日本人が冬季オリンピックでは初めて表彰台を独占したんです。
日本人が欧米人に圧勝したのです。
しかも完膚無き完勝。
快晴の宮の森シャンツェの表彰台一番高い所で肩を組み合い満面の笑みを湛える3選手の姿に、私の中で欧米人に対するコンプレックスが吹き飛ばされナショナリズムが擽られ心の底から感動しました。
スキーをしていたこともあり、この感動が心の奥に今も残っているのかもしれません。
『虹と雪のバラード』はその時を思い起こさせ、感動が込み上げる要因ではないかと!
しかしながら後の1998年長野オリンピックのジャンプ競技において、団体と個人においては船木和喜選手がラージヒルで金メダルを取った際、自身の金メダル以来の感想を問われた笠谷幸雄さんがニュースの記事のなかで
「ノーマルヒル(70m)じゃ駄目なんだよ!ラージヒル(90m)で勝たないと世界に認められないんだよ!」
と述べていました。
そんなんだ!というおもいで読ませて頂いた記憶が残っています。
年配のお客様で明治大学スキー部OBの方がいらっしゃいます。
明治大学のスキー部のことをよく知らなかった私は
「明治大学スキー部って強いんですか?」
と聞いてしまった。
「笠谷幸雄さんはOBだよ!」
「・・・・・・」
1972年、この年はミュンヘンオリンピックも開催されました。
人気が大ブレイクしていた松平康隆監督率いる男子バレーボールが金メダルに輝き、そのスカッとした余韻が残る中で迎えた札幌冬季オリンピックでした。
今回東京オリンピックで日本は過去最高のメダル数で金メダル28個、総数は58個でした。
冬季オリンピックでも日本選手は活躍するようになりました。
改めて豊かになった日本を感じます。
但しスポーツにおいてです。
産業は危惧します。
もしかしたら日本は国家としてピークアウトしたのかもしれない。
因みに1989年、幕張メッセで開かれた東京モーターショーでは日本車のブースが一番グレードが高かった。
HONDA-NSXが宙を舞い、三菱GTOが存在感を際立たせていた。
残念ながら今はその面影は見る影もなし。
日本は最早『衰退国家』というのはあながち的外れではないのかも。
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