『シェルブールの雨傘』
フランス北西部の港町、シェルブールを舞台にした1964年の傑作ミュージカル。
ジャック・ドゥミ監督&カトリーヌ・ドヌーヴ主演で第17回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した。
21才の小娘だった、カトリーヌ・ドヌーヴを世界的スターの座にした作品。
恥ずかしながら、最近初めて最初から最後まで鑑賞した。
21才のカトリーヌ・ドヌーヴが美し過ぎる。
私が目にしていたのは30代の妖艶なカトリーヌ・ドヌーヴだった。
可憐さに満ち溢れている。
同世代の大女優オードリー・ヘップバーンとよく比較されていた。
綺麗さでは、私はドヌーブだと思う。
シェルブールの雨傘、行き交う人たちの衣装も含めて、色彩のバランスが完璧。
ニーノ・カステルヌオーヴォ(役名:ギイ・フーシェ )が徴兵に向かうためシェルブール駅での別れのシーンだが、
ニーのはブラウンのスーツにスカイブルーのワイシャツ。
カトリーヌ・ドヌーヴ(役名:ジュヌヴィエーヴ)はベージュのトレンチコート、手にはスカイブルーのスカーフ。
徴兵のギイ・フーシェがいつ帰るとも解らない中、
母親が頼った宝石商マルク・ミシェル(役名:ローラン・カサール)からのプロポーズに悩むジュヌヴィエーヴ。
壁紙の如くのプリント柄のワンピース。
ギイの幼馴染のエレン・ファルナー(役名:マドレーヌ )。
マドレーヌが身を包むのはオレンジ地にパープルピンクの水玉柄のノースリーブワンピース。
カラフルな背景と衣装。
しかも色彩はビビッドカラー。
しかしながら、今
フランスのファッションの特徴は?と検察すると。
シンプルなファッションを好む。
フランス人はファッションの配色も非常にシンプルです。
白やベージュに黒や紺などダークな色を組み合わせて、メリハリを出します。
日本人のように、さまざまな配色であったり、装飾的なファッションはあまり見かけません。
自己主張の明確さを尊重するフランス人らしさが表れているな〜と。
となる。
シェルブールの雨傘とは異なります。
1960年代~70年代のパリでは、イヴ・サン=ローラン、パコ・ラバンヌやピエール・カルダンが活躍していた。
色彩は鮮やかだった。
1987年、パリにいた時、ぺんてるの駐在員をしている従兄弟から1冊の本を薦められた。
『BCBG』
『BCBG』とは、フランス語の「bon chic bon genre(ボンシック ボンジャンル)」の略語で、パリの上流階級のライフスタイルを背景にしたシックな着こなしのこと。
当時のフランスのベストセラーであった。
ライフスタイル、住まい、リゾート地から着るべきポロシャツ、乗るべきクルマまで、ユーモアと皮肉たっぷりにBCBGについて知りたいことをすべてまとめた、パリ版『オフィシャル・プレッピーブック』ともいうべき一冊。
この『BCBG』によるとお勧めの着こなしは
ネイビーのジャケットにオフホワイトのシャツ、スカイブルーのボトム。
この頃からフランスはシックな装いに流れが変わったようです。
当時、ビビットなファッションが幅を利かせていたのはイタリアです。
80年代に入るとヨーロッパの中で経済が好調なのはイタリアです。
フランスは全てにおいてやや精彩を失い始めます。
音楽でもシャンソンを耳にしなくなります。
その辺の国力の関係なのかもしれません。
『シェルブールの雨傘』
今見てもストーリーとファッション、それとカトリーヌ・ドヌーヴの美しさに感動さえ覚えます。
お勧めの映画です。
是非とも見てみて下さい。
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