血圧降下剤ワーファリンとパーマ剤の関係
私が独立した頃、『ベル・ジュバンスパーマ』と『十仁パーマ』が
美容業界の一部で話題になっていました。
当時モルトベーネのアドバイザー兼外部講師をしていました。
上司の方にどんなものか質問してみたところ、
帰ってきた答えは『ベル・ジュバンス』は弱酸性でチオグリ高濃度なので強還元。
『十仁パーマ』 は強アルカリだけれど、チオグリコール酸に代わり亜硫酸塩なので弱還元。
傷む原因は膨潤と還元なんだが、それぞれ片方しかない。
??????、理解できなかった。
これが毛髪科学のプロフェッショナルを極める!に目覚めたきっかけです。
「薬剤が欲しい」と言ったら帰ってきた答えは「有るけど、お前に使いこなせるかな?」
闘争心に火が付いた!
当時サルファイト剤とベル・ジュバンスを揃えた美容室は世界でうちだけ!と自負。
どうしてもチリつくお客様が3人いらっしゃいました。
非常に細毛でダメージ毛で、放置タイムを短くしたのですがNG。
更に薬剤を水で希釈し、放置タイム3分。
ウェーブ形成出来ないにもかかわらずチリつく。
最早、傷むというレベルではない!
毛髪のかぶれ=過剰反応?
3人とも降圧剤の『ワーファリン』を長年服用しています。
この方たちに早々ベル・ジュバンスで施術。
今までのパーマ剤と比べたら、格段の良い仕上り感なのだが、ややチリつく。
次回は十仁パーマで!と提案したら、
その中の一人の方が「以前十仁パーマでかけていてすこぶる良かった!」との事。
確かにサルファイト剤の十仁パーマで施術したところチリつかない!
つまりワーファリンを飲んでいる方はチオグリコール酸に過剰反応することが解った。
これが大きなきっかけとなり、パーマ剤を徹底的に追求し始めた。
左から
十仁パーマ系のサルファイト剤、
ベル・ジュバンス系の酸性チオグリコール酸、
ノンチオグリコール酸の酸性パーマ剤(スピエラ)
外山会長は美容学校時代の同級生です。通信ですが。
我々は『髪の悩み』『頭皮トラブル』『お肌の悩み』のお悩み解消に力を入れております。
ヘナ(香草カラー)あります!
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