ヘアースタイルにも四季があります。
全部同じお客様の写真です。
2019-秋
夏場の丸襟のトップスからそろそろ襟のあるブラウス系を着るのでネープは短め。
サイドはまだ長さを残します。
カラーはレッド系。
2019-冬
ジャケットやコートを着るのでアウトラインは短く。
トップは長さを残しのボブスタイルです。
カラーは紫系。
2020-春
ジャケットが薄手になります。
ショルダーラインがナチュラルになるのでアウトラインはトリミング程度。
ブラウスやニット系の物を着ることが多くなるのでトップはやや軽めにします。
カラーはピンク系。
2020-夏
衿の開いたトップスが多くなるので、ネープは長さを残し気味なデザイン。
軽さを出したいので、サイドはやや短め。トップは春よりも更に軽め。
カラーは夏なので暖色オレンジ系。
パリコレなどのファッションショーでは、春夏のモードのヘアーデザインは肩に髪が掛かるウルフっぽいAmericanティストが多く見られます。
対して、秋冬モード特にコートなどのステージのヘアーは引っ詰めた纒め髪が多くなります。
トップスにボリューム感か来るので上半身が重く見せない為です。
以前書きましたがきっかけは、毎週ご来店のお姐様が毎回「いつもと同じでお願いね!」
と言いながら、ある日突然
「先生、私の事何も考えていないでしょ?だっていつも同じじやない?」
の一言。
同じ頃、行列の出来るラーメン屋のオーナーから聞いたのは、「ラーメンは夏と冬ではスープの味を変える!同じだと飽きられるから。」
難しいのは、『変わった!』と判ると客離れするそうです。
開眼した!
ヘアーデザインに四季を織り込む様になったキッカケです。
余談ですが20年位前、パリコレのショーの後の記者会見で、在る若手デザイナーが世の中の流行の移り変わりの速さに嘆き呟いていた。
「トレンドのサイクルのリクエストが早過ぎる。ファッションデザインの価値が下り、我々デザイナーは消耗品に成り下ってしまう!」
時代を読み解いていた。
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