貧血の方の多くは癖を伴う切れ毛の『貧血毛』に悩まされています。
それぞれ別の貧血の方達の髪の毛です。
癖と毛先のスカスカ感が共通です。
全員毛先は全く削いでいません。
何故このような状態になってしまうのでしょうか?
貧血とはご存知の通り「血が薄くなる病気」です。
赤血球の成分であるヘモグロビン濃度が低下する病気で、主に鉄分不足によって起こる「鉄欠乏性貧血」です。
ヘモグロビンは鉄分を原料とするので、原料の鉄分が不足するとヘモグロビンが作れなくなり、貧血になります。
ヘモグロビン働きはは体のすみずみまで酸素を運ぶので、ヘモグロビンの量低下により体内の各組織が低酸素状態に陥ります。
ヘモグロビンは酸素と結合して赤色になるので、貧血になると赤みが少なくなって顔が青白くなります。
鉄分が足りないと健康な髪が育ちません。
理由は頭皮の酸欠と栄養不足です。
髪は、毛根にある毛母細胞が細胞分裂して成長します。
それに必要なのが十分な酸素と栄養です。
酸素を運ぶヘモグロビンが不足状態は頭皮の慢性の酸欠状態になってしまいます。
また、鉄分は体内のコラーゲン生成に必要です。
鉄不足はコラーゲン生成に悪影響を及ぼし、髪や爪に影響が出ます。
その結果として細胞が乾燥状態になり、肌荒れや髪がパサパサしてくるのも鉄不足の症状です。
また、食生活が原因の貧血の場合は栄養も不足しているため、健康な髪を作る材料が不足します。
それにより髪の成長が妨げられて抜けやすくなり、新しい健康な髪も作られなくなるため、薄毛になってしまうのです。
但し、対策を講じればここまで改善されます。
対策としての優先順位です。
1、アミノ酸のシャンプー(リンス、コンディショナーはNG)と育毛剤の使用
貧血毛は毛髪のアミノ酸が少なく、乾燥糸瓜、枯れ枝の状態です。
アミノ酸のシャンプーを使用することにより、スカスカの毛髪にアミノ酸が吸収され確実に切れ毛が改善されます。
注目すべきはアミノ酸シャンプーにはグルタミン酸系、アラニン系、グリシン系等がありますがグルタミン酸系がお勧めです。
個人的な見解ですがグルタミン酸は毛髪の中で2番目に多いアミノ酸なので。
また清涼感と防腐剤としてエタノールを配合しているアミノ酸シャンプーがありますが、エタノールは髪の毛を乾燥させるのでエタノールフリーを選択しましょう。
2、亜鉛、コラーゲンなどのサプリメント
食事だけでは限界があるので効率性を考えて。
鉄分は勿論ですが、育毛成分のコラーゲンも不可欠です。
3、調理器具はホーロー加工などでは無く、鉄製で
鉄製の調理器具を使うと鉄が溶けだし、食材に鉄が染み込み鉄量が増えます。
昔から献血の現場ではホーロー加工の調理器具は危惧されていました。
最近鉄製のフライパンやスキンレットでの料理が見直されています。
ホーロー加工の調理器具よりも熱伝導率が良く、同じ料理でも美味しく仕上がります。
慣れれば意外と手入れも簡単です。
4、食生活の見直し
レバーをはじめとした鉄を多く含む食品が大事です。
勿論、重要なのは食事で健康な髪を作る材料を摂取するのでバランスの取れた食生活。
5、睡眠と運動等、規則正しい生活習慣
朝に浴びる適度な紫外線は育毛効果があると同時に、体内時計を調整し睡眠の質を高めます。
質の高い睡眠は貧血に拘わらず、体調管理には重要です。
ワーファリンでの切れ毛の方も、貧血の切れ毛同様に改善効果は見られます。
近代社会は医療の進化でいたずらに平均寿命が延びています。
その陰で見えないところで体に負担がかかり不健康な人間を増やします。
今一度ご自身の生活環境を見直すことは大事なことだと思います。
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