【感想】あくまでも個人の感想ですが。
正直、悪くは無い。
ただ毛細血管を拡張することによる血行促進効果、毛母細胞の活性化とD-パントテニルアルコールの細胞活性作用はセンブリエキスよりもミノキシジルの方が高いと思われる。
ところが気になる記事を見つけた。
『医師が育毛剤のおすすめをランキング(発毛促進用途)医学的根拠はAGA診療ガイドライン』
AGA AFGA(女性)内科総合クリニック人形町 院長の藤田英理さんの記事です。
生物恒常性(ホメオスタシス)についての記述は非常に興味ぶかいですね。
「一定数同じ薬を飲んだり塗ったりすると身体がその薬に慣れてしまって効果が薄れてしまうことはよく知られています。
ネズミ駆除の仕事をしている方なら誰でもご存じかと思いますが、殺鼠剤は毎年変化を加えるじゃないですか。
生きとし生けるものは周囲の環境に慣れる生物恒常性(ホメオスタシス)という機能を持っています。頭皮も同じで、一番効果のあるミノキシジル外用薬を使ってしまうと、頭皮がミノキシジルに慣れてきてしまい発毛効果が徐々に落ちてきます。
そうなると、もう先がないわけです。」
>なるほど、解り易いです。
故志村けんさんや東国原英夫さんが改善出来なかった要因にこの説が囁かれています。
ただいくつか疑問箇所が有ります。
「ミノキシジルは育毛剤とは呼ばず「発毛剤」と呼びます。
従って、当記事のランキングからは除外しております。
とありますがミノキシジルはあくまでも血管拡張薬なので発毛剤分類はどうなのかな?です。
Wikipediaのフィナステリドの項目において
男性型脱毛症(いわゆる、若ハゲ)に有効な薬は、このプロペシアとデュタステリド、ミノキシジル(商品名ロゲインなど)のみである。
とあるのですが。
ここからは多くの方々と育毛論を交わし、髪の毛を毎日診ている私の総合的判断です。
血管拡張薬での発毛効果は弱いと思います。
発毛効果を謳う方は、異口同音にホルモンバランスのエビデンスを説明します。
つまり発毛はテストステロンがジヒドロテストステロンへの変異を抑制して初めて起こるらしいのです。
元アデランスの社員で育毛に詳しいかつらのメーカーの方も
「発毛はフィナステリド!」
とおっしゃっています。
【フィナステリド(Finasteride)は、アメリカメルク社が開発した抗アンドロゲン薬。2型5-α還元酵素を阻害して、男性ホルモンテストステロンがDHT(ジヒドロテストステロン)に転換されるのを抑制する。】
Wikipedia
なので私は、ミノキシジルを発毛剤とする判断には疑問です。
また
【2.臨床試験で結果の出ていない成分を信用するべからず! 】
のなかで、ノコギリヤシを挙げています。
ノコギリヤシのジヒドロテストステロン抑制効果については、男性の前立腺肥大抑制効果で認められております。
数年前に東京女子医科大学名誉教授で東京薬科大学客員教授の川島 眞先生にノコギリヤシの効果はお墨付きを頂きました。
なのでこの記述は誤りでしょう。
藤田英理院長は肝細胞にも疑問を呈していますが、肝細胞は効果があるという専門家意見は多数お聞きします。
「当院が考えるおすすめの育毛剤ランキング第1位は「ペルソナ」です。」
とあります。
主成分:17型コラーゲン・リデンシル
和漢生薬:センブリ・カンゾウ・ゲンチアナ・ジオウ・シラカバ・ビワ葉
ペルソナの主成分はリデンシルです。
ネットで検索するとリデンシルは評判があまり良くない。
また臨床試験で結果の出ていない成分のセンブリエキスなんだけど。
藤田英理院長は17型コラーゲンについて認めているのでしょうが、医者の90%以上はコラーゲン摂取を否定します。
私自身はコラーゲンの効果を確認をしております。
コラーゲンを飲んでいる方の頭髪を見る限り、コラーゲン摂取は明らかに育毛対策になっている!という感触が有ります。
女性のFAGAクリニックのHPです。
『【医師監修】女性の育毛剤とは 役割や選び方を解説』
>女性の薄毛や脱毛は体内の男性ホルモンが直接増加して引き起こされるわけではありません。
また男性が頭部の生え際や頭頂部など部分的に薄毛になるのに対して、女性の場合は頭部全体が薄くなり、ボリュームダウンするケースが多いです。
とありますが、我々の女性のお客様から
「サンゴ末の『シェルアッシュ・ブラック』の方が毛がしっかりする!」
という声を多く頂いております。
シェルアッシュ・ブラックにはバナチン、プラセンタ、ガニアシ、黒マカ等のテストステロン抑制効果の成分が含まれています。
女性の中には閉経後にテストステロンの働きが活発化する傾向が多く見られるようです。
サンゴ末の社員の方からも、同様の傾向がみられる!との感想を頂きました。
更に女性も頭頂部、前頭部の薄毛に悩む方が多い!というのが私の実感です。
正直ここまでくると育毛は奥が深すぎる。
【結論】
1.育毛剤はまずは血管拡張効果のあるものを。
薄毛が気になりだしたころから早い段階でにニューモなどのセンブリエキス系の選択肢はありでしょう。
他にはビデオキシジルやアデノシン系もお勧めです。
主成分が違うものを変えてみるのも良いと思われます。
脱毛の原因は人それぞれなので色々と試してみるのが良いでしょう。
生物恒常性(ホメオスタシス)を鑑みれば、ミノキシジル系は最後の選択肢でしょう。
2.17型コラーゲン対策としてコラーゲンは必須。
コラーゲンの入った育毛剤も良いのですが、サプリメントで摂取する内なる対策が重要です。
3. ジヒドロテストステロン対策としてのノコギリヤシやサンゴ末などのサプリメントの摂取。
育毛対策は以上3点が基本です。
スベテ男女共通です。
女性だからといって女性用の方が効果があるとは限りません。
男性用も試してみて自分に合ったものを探してください。
発毛剤のフィナステリドは副作用も鑑みれば、男性に限り最後の最後の選択でしょう。
AGA治療において、女性に対して実施された臨床試験では、効果がないことが確認されているので。
因みにチャップアップ(CHAPUP)もセンブリエキス系です。
ただチャップアップは定期購入において、個人情報保護の問題があるようです。
定期購入はお勧めしません。
理由は、どうして過多使用になります。
育毛剤の使い過ぎは逆に毛母細胞の働きを退化させる可能性がある!という意見があります。
お年寄りを完全看護のホームに入れると、ほぼほぼ寝たきり状態へ早まるのと同じです。
また定期購入は家に商品がたまり、新しく良い物が発表された時に迅速に乗り換えられないので。
育毛剤に限らず、化粧品やサプリメントの定期購入は実はデメリットの方が高いのでお勧めしません。
【1.育毛剤ランキング記事の9割以上が広告報酬順になっている】
とあります。
これは本当です。
因みにシャンプー剤ランキングもそうです。
全く信用できない。
内容成分/卵黄ペプチド(卵を含む)(国内製造)、卵白ペプチド、ケラチン加水分解物、モリンガ葉乾燥粉末、還元麦芽糖水飴、デキストリン、亜鉛含有酵母、大豆胚芽抽出物、ミレットエキス末 / 結晶セルロース、クエン酸、HPMC、微粒酸化ケイ素、リン酸三カルシウム、ステアリン酸カルシウム、ナイアシン、着色料(二酸化チタン、カラメル)、ビタミンC、グリセリン、L-シスチン、グァーガム、カルナウバロウ