多くのヘアサロンはホームページを開設しています。
先日御来店頂いた新規のミセスのお客様。
マレーシアから帰国し、日本で初めての美容室。
「ネットで美容室を検索したのだけど、どこも同じしか見えな〜い ❗ 」
と言っての御来店でした。
では
美容室のホームページから良い美容室を見分ける方法は。
1、トップページ、ランディングページでブランディングが出来ている。
トップページから何を売りにしているのかが感じられる。
2、トップページ、ランディングページ、メニューからサロンのこだわり技術が明確に伝わる。
カット技術、カラーのバリエーション、縮毛矯正などの専門知識が感じられる。
3、スタイル写真からクオリティーの高さが伝わる。
スタイル写真を撮るサロンは、そもそも自分たちの仕事の仕上がりを客観的に見る習慣がある。
技術レベルの高さを感じる仕上がり感ある(モデルの質は関係ない)
ギャル系、中高年、メンズ、縮毛矯正等、モデルがそこサロンの客層を表している。
明らかに買入したスタイル写真ばかりを掲載しているサロンは間違いなくハズレ。
4、メニューが明確で解り易い。
香草カラーと書いてあれば、何の香草カラーなのか?
普通のヘアカラーやヘナとは何が違うのか等の説明がある。
5、ブログで美容に関する専門の記事が書かれている。
ブログで何処行って、何喰ったばかりの記事のサロンだと、ほぼ
「どのくらい切ります?」で始まり
「休みの日は何してるんですか?」
で終わる。
ホットペッパービューティーのサロンページでも同じ。
美容室のホームページのキャッチコピーで、サロン名の由来とか、
癒しの空間を提供しますとかよく見かけます。
結構多い。
どうでも良くないですか?
お客様は何を求めサロンを探すのですか?
お決まりの『癒やしの空間』。
エステならともかく。
ホテルか?
つまり、ブランディングが出来ていないからホームページから売りが伝わらない。
大手美容室が正にこれ。
他業種のホームページを見てみましょう。
世界に誇る日本企業『SONY』
ホームページでのキャッチコピーは
「ソニー株式会社は、ソニーグループのエンタテインメント・テクノロジー&サービス(ET&S)事業を担う会社です」
テクノロジーだけではなく、エンターテインメント企業であることを感じさせてくれる。
単なる家電メーカーのイメージは微塵もない。
ユニクロ、ジーユー、セオリーなど、複数のブランドを世界中で展開する企業
『ファーストリテイリング』
「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」
代表取締役会長兼社長 柳井 正のメッセージ
「新たな成長の時代へ」
服だけではなく、グローバルに世界に展開する先駆者企業であろうことが伝わる。
両社とも社名の由来はホームページのどこにも見当たらない。
SONYの由来はラテン語の「sonus(日本語で音の意)」と、当時流行していた「sonny boy」の「sonny(坊や)」という2つの言葉から生まれました。
ただ、日本人は「ソンニー」と読む可能性があり、「損」を連想することを懸念した創業者の盛田昭夫氏が「n」を1つ取って「SONY」にしました。
「sonus」を扱う「サニー・ボーイ」の集まりという理屈もつくし、ピッタリだ!
森田 昭夫氏は自身の著書『MADE in JAPAN』のなかで、こう述べている。
ファーストリテイリング は
FASTの「速い」と、RETAILINGの「小売」のふたつを合わせたもので、ファーストフードのように早い小売業という意味です。 お客様の求めている商品を、いかに速く提供できるか、という私たちの精神が社名に込められています。
両社とも社名の由来は社内向けの資料には掲載しています。
社名の由来については社内共有事項であって、敢えて消費者へアナウンスの必要はないでしょう。
それとブログで何処行ったとか、何食べたとか。
書くのは良いですが、行ったとか食べたとかばかりなのは何なの?
「ぶらり途中下車の旅」か?
食材とか味を深掘りするならともかく。
まあ、自分自身のアピールなんだろうけど。
私もあるラーメン店とオーナーと焼き鳥屋のおやじについて、感動したことをブログに書いたことがあります。
「ラーメンは季節で味を変える。
同じ味だと飽きられてお客様は減るから。
しかしながら、味が変わった!と感じても来なくなる。
そこが難しい。」
それを機に、私はヘアースタイルとヘアカラーに季節感を取り入れる事にした。
足立店があった頃、通っていた焼き鳥屋。
しょうもない屋台のチープな焼き鳥屋です。
町工場の職人の如くな風貌の親父。
しかしながら備長炭。
親父に「塩とタレ」について、質問したことがありました。
「たれは万人が好む。
塩はよく食べる人が好む。
理由はあっさりで、飽きないから。」
ヘアスタイルもシンプルな方が飽きはこない。
その親父、焼き鳥で娘4人を大学まで出した。
その娘の1人と話をした事があった。
「トンビが鷹を生んだ❓」
因みにヴァンテアンですが、
サロン設立が1990年。
21世紀がキーワードでした。
ヴァンテアンはフランス語で数字の21です。
当時、リチャード.ブラソン率いるヴァージングループが注目を浴びてました。
ヴァの響と、ヴァージン航空の尾翼ロゴマークとボディーの女神に惹かれ
『次なる21世紀に向けて羽ばたくサロン作り』
の心を込めての社名にした次第です。
私のオーナーとしての思い入れで、お客様には無関係です。
当社の企業案内のパンフには載せていますが、お客様には店名の由来を聞かれた時のみ説明します。
羽ばたけたかどうかは何とも言えませんが。
参考までに
アメリカの電気自動車会社
『テスラ』
その名前の由来はエジソンと並ぶ電機の発明家ニコラ・テスラです。
つまりテスラ社は自動車会社というよりは電気屋(AI)というメッセージでしょう。
表参道界隈での人気サロンのホームページでのキャッチコピーを見てみましょう。
"THE GARDEN" TOKYO
「世界へ発信する旗艦店として、GARDENのCOREとなるトップデザイナー達が、
日本の美容をよりグローバルな発想で発信して行きます。」
OCEANTOKYO(オーシャントーキョー)
「表参道でメンズカットが上手い美容室なら、OCEANTOKYO(オーシャントーキョー)へ。レディースはもちろんメンズなら不動の人気を誇ります。」
やはりそう来るでしょう。
サロンの売り=ブランディング。
癒し空間と名前由来は、最早サロン選択肢にあらず。
皆様、参考にしてください。
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