『親の格差が生む教育格差、家庭の重要性増す背景』
社会学者・山田昌弘、多様な能力が必要な時代に
非常に興味深い記事である。
「コロナ禍で学校が休校になることによって学校外の時間が増えた。
収入が高い家庭は専業主婦の比率が高いというが、そういう家庭では子どもの動静を管理することができた。
今は、こうした家庭環境が、学力以外の多様な能力を身に付けるのにも重要になっているという。」
正にコミュニケーション能力を始めとした多様な能力である。
親の所得が子ども世代に影響し、格差が再生産されている。
学校も、世の中の変化に合わせて必要となる能力が変化していることを理解し、柔軟に変わっていくことが求められる。」
その通りではあるのだが、親の所得もそうだが、知性もと思われる。
親が賢ければ教育に対しての取り組ませ方は変わって来る。
確かに教育に金はかかるが防衛大とか看護学校等学費のかからない学校は存在する。
奨学金もある。
要は親がいかに効率的に教育をするか!が重要である。
我家でも長女には教育資本を掛けたが、次女はさほどではない。
しかしながら次女の方が偏差値の高い大学に入学した。
つまり、金をかければ良い訳ではない。
長女の教育は模索状態だった。
二人とも文系だが。
子供は親の後姿を見て育つという言葉がある様に、大学に進学したのは両親が大卒であることの影響は大きい。
私にしても大学での経験(勉強だけではない)が人生において非常に役に立っているので、子供達には大学ありきで育ててきた。
理系でなかったのは頭の出来もそうだが、2人とも我家のDNAを受け継いでおり、大学院で研究するというタイプではないと感じたから。
高等専門学校という選択もあるが、身近になかった事と、IT化が進む現在、消えていく職業がクローズアップされる中で何が良いかが解らなかった。
それと英語の問題である。
これからのグローバル社会で生き残るためには英語は必須である。
とりあえず大学では英語は必修科目なので、英語を学ぶ機会は続けられる。
教育格差は私が中学時代の1970年代には始まっていた。
当時の私は千葉県船橋市の新京成電鉄沿線の三咲という場所に住んでいた。
見渡す限り畑と田んぼに雑木林だった。
先住民は農家は勿論、工務店や工場が多かった。
1970年の頃になると高度成長の波に押され、マイホームブームで新住民が大挙して押し寄せた。
年間の転入生は全学年合計で50人以上。
気が付くと畑と田んぼに雑木林は一夜にして住宅地になった。
先見の明があった農家や工務店は、所有する立地の良い土地にテナント付の集合住宅等を建てた。
三咲のドナルド・トランプの始まりだった。
ある農家は自宅前で置き野菜を始めた。
冴えない父親が隣に座り、煙草を燻らせながら店番をするようになる。
それが掘っ立て小屋の八百屋になり、暫くすると総合食料品店になる。
そして『LANDOROME』に化けた。
『LANDOROME フードマーケット』
代表取締役社長 村越淳司さんのお父様は私の小学校の先輩で、当時の村越家3兄弟の長男です。
実は村越淳司さんはプロサーファーである。
村越一族のポテンシャルが伺える。
先代の社長であるお父さん達はまさにガキ大将だったが、ただのガキ大将でない空気は子供心に感じていた。
当時の話によると置き野菜を始めたのは、村越家の母親のアイディアだったと聞いています。
母親は教育に熱心で、子供を3人とも商業高校に進学させた。
一方で土地を切り売りするしかなく、没落していく農家もあった。
没落していく農家の長男の1人が1980年の頃、窃盗事件を起こしテレビニュースで実名が晒された。
ニュータウンに移り住んだ来た新住民は企業の勤め人で、教育熱心の家庭が多かった。
習い事に塾通い。
そして中学受験がお決まりのコース。
多くは千葉大付属中学を受験していた。
ただ合格者はほぼ居なかったが。
しかしながら、彼らには千葉大卒でIBM勤めなどのエリートが多い。
彼らの家にはピアノとステレオとソファーセットがあった。
正に、育ちが良い!
アップルのスティーブ・ジョブスは子供達が中学になるまでパソコンを触らせなかったどいう。
理由は「こんなものは子供には良くない!」。
マイクロソフトのビル・ゲイツも同じ様なことを言っていた。
彼らは子供の教育環境を非常に気にしていた。
ならば、もっと大声で言え!
最近は幼稚園や小学校から英語を習わせる親が多いようである。
私の経験からして、英語を幼稚園、小学生から習わせても、その後英語漬けにならない限り英語を話せるようにはならない。
せいぜい幼少期の単語の発音が良くなるのが関の山。
逆に古典や古語に疎くなり、敬語を始めとした正しい日本語が話せなくなる。
英語は高校までに英文法をキチンと勉強し、海外留学すればネイティブスピーカーになれる。
プロゴルファーの石川遼選手でおなじみの英語教材のスピードラーニング。
聞き取る力は付きますが、会話力は身に付きません。
それと母国語をないがしろにすると文化が育まれない。
最近の若者を見ていて、教育格差は20年前と比べ、著しく広がっている様に感じる。
その後ろには親の格差が見え隠れする。
これは経済的問題もあるが、それ以外の部分が意外と大きい様に感じる。
多くの若者は電話の応対で、自分の身分を名乗らない。
これは家庭内のインテリジェンスと躾である。
今の多くの親たるものが読書をしていない。
山田昌弘さんが言うように
貧困をなくす経済的な行政支援がはもちろん、子どもを社会で育てるという空気が日本にも必要であろう。
ただもっと重要なのは子供を育てる多くの親世代こそ、今以上の教育の本質における意識改革が必要なのではないだろうか。
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