乳化ってなに?
こんにちは。アシスタントの金子です。
今回はお洒落染め、白髪染めの際に行う「乳化」についてのおはなしです。
突然ですが美容室でのカラーの際にシャンプー台でマッサージされることや、ためたお湯でカラー剤を流す作業に疑問を感じたことはありませんか?
これが当たり前と思っている美容室側とは違い、お客様のなかには不安に思っていらっしゃる方もいるのではないかと思いましたので、乳化の目的やメカニズムについて今の私にできる精一杯で説明させていただきます。
乳化の目的
1 頭皮に付着したカラー剤をきれいに落とすため。
(→頭皮にカラー剤(アルカリ剤)が残っている状態を残留アルカリといいますが、この残留アルカリがあるとヘアダメージの原因になります!)
2 色ムラができないように再度全体になじませるため。
乳化のメカニズム
出典:https://www.demi.nicca.co.jp/salonsupport/faq_detail03.html
図1のように地肌についたカラー剤と同じカラー剤をよくなじませることで、カラー剤をよりきれいに落とすことができます。
乳化の方法
まずカラー剤に少量のお湯を含ませながら揉みこみます。(カラー剤をクリーム状にする)
次にためたお湯にカラー剤を混ぜていきます。(上記のメカニズムにより残留アルカリを防ぎます)
その後シャンプーをし、カラー剤をきれいに洗い流します。
以上が簡単ではありますが乳化の説明になります。
メカニズムについては、箸についた納豆の粘り気を(同じ大豆を含む)味噌汁で落とすと簡単に落ちるというようなものだと思っていただければいいのかなと思います。
今回のように新人の視点だからこその気づきや疑問、学びをブログを通してお客様にシェアしていけたらと思います。
そして読んでくださる方にちゃんと伝わるよう語彙力を身に着けていきますので、どうぞ温かくに守ってください<( _ _ )>
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