「ノンジアミンカラーは傷みませんよね?」
という問い合わせを頂きました。
ノンジアミンカラーは傷みます!
皆さん、ジアミンの認識を間違っているようですので説明します。
まず最初に確認します。
【ジアミン(Diamine)とは、ポリアミンのうちアミノ基が2つものを指す。】
【ポリアミン (polyamine) は、第一級アミノ基が3つ以上結合した直鎖脂肪族炭化水素の総称。2つ結合したジアミンを含める場合もある。ウイルスからヒトまで、あらゆる生体中に含まれ、細胞分裂や蛋白合成などの活動に関与している成長因子である。
ポリアミンは母乳にも含まれ、出産後10日から2週間前後に特に多くなる。消化器の成熟化など、乳児の成長促進に寄与していると考えられ、乳児用粉ミルクに添加する例がある。また、記憶に関与するともいわれる。
加齢によって、体内のポリアミンは減少する事が知られており、老化との関連も示唆される。】
>Wikipediaより
なのでジアミンアレルギーのジアミンとは全くの安全な別物です。
*ジアミンアレルギーのジアミンとは
「酸化染料」と呼ばれている一群の染毛成分の中で、特にアレルギーを発症する頻度が高い
・パラフェニレンジアミン
更に加えると現在アレルギー発祥の報告例が多い
・パラアミノフェノール
・硫酸トルエン-2.5-ジアミン
の3種が俗に言われるジアミンアレルギーのジアミンです。
【p-フェニレンジアミン (p-phenylenediamine、PPD) 】
化学式C6H4(NH2)2で表されるアニリン誘導体である。
外見は白色固体だが、空気に触れると酸化して暗色に変化する。
主にエンジニアリングプラスチックの原料として用いられるほか、染髪にも利用される。
毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている。
毛髪染料として一般的だったが、近年は2,5-ジアミノ(ヒドロキシエチルベンゼン)や2,5-ジアミノトルエンなどの誘導体が用いられるようになっている。
PPDにナフチル基やイソプロピル基などを導入することで、抗酸化性や皮膚刺激性を変化させることができる。
>Wikipedia
劇物指定されていますが、カラー剤の成分として使用される場合、ナフチル基やイソプロピル基が配合されています。
なので髪や頭皮に対する刺激はそれほどありません。
パラフェニレンジアミン以外は劇物指定ではないのでほぼ無害です。
一方、ノンジアミンカラーですがph10前後のアルカリ性です。
これは刺戟を感じると共に髪や頭皮にダメージを与えます。
手荒れにジアミンを含む香草カラーがついても何も感じませんが、ノンジアミンカラーは痛さで飛び上がります。
髪の毛や皮膚は弱酸性が理想です。
つまり、カラー剤のジアミンはかぶれや接触性皮膚炎の原因にはなりますが、髪の毛や頭皮にはそれほどダメージを与えません。
ノンジアミンカラーは通常のヘアカラーと同じようにアルカリ性なのでダメージは起こります。
かぶれと接触性皮膚炎(火傷)の違いを説明します。
*かぶれについて
かぶれとは体内にアレルゲンが入り込み自身の抗体が過剰反応します。
アレルゲンに対してIgE抗体がつくられてしまう病気です。
体内からの反応です。
*接触性皮膚炎/火傷について
アレルギーとは違い、過敏症による皮膚トラブルが接触性皮膚炎です。
リンパ球という細胞が関与しておりIgE抗体は関与していません。
皮膚表面のみの反応です。
接触性皮膚の場合であれはパラアミノフェノールと硫酸トルエン-2.5-ジアミンであれば施術が可能な場合もありそうです。
理由はパラフェニレンジアミンは毒物及び劇物取締法により劇物に指定されていますが、
パラアミノフェノールは低毒性で、硫酸トルエン-2.5-ジアミンは毒性指定では無いので。
過敏症による火傷の場合、多くの原因は高級アルコール系シャンプーや石鹼系シャンプーの洗浄力の強さが原因です。
またエターノールが多く含まれているシャンプーも要注意です。
ジアミンの種類は必ずカラー剤のパッケージに明記されています。
ここまでくるとカラー剤の内容成分に関しての深い知識が求められますが。
それでも初めての場合、パッチテストは必須です。
我々は襟足とひじの裏側の2か所に行っています。
最近、頭皮トラブルでの問い合わせ、並びに御来店の方が非常に多くなっています。
ノンジアミンカラーだから大丈夫!
香草カラーだから大丈夫!
という訳ではありません。
そのような方にも安心してカラー等の施術が出来ますよう、日々研究しております。
気になる方はお電話又はメールにてお問い合わせください。
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